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アートを通した知の学び|アーツ・インテグレーションの可能性ついて

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アーツ・インテグレーションとは何か

アーツ・インテグレーションとはなじみのない言葉だと思いますが、アーツ(ドラマや音楽、美術などの芸術)を通して算数や理科などの主要科目を学ぶ、新しい学びの方法です。

 

円の概念を学ぶのにダンスを、月の満ち欠けをストーリーテリング(お話の語り)やムーブメントをつかって学びます。子どもたちが遊びのようにワクワクしながらアーツの活動に参加し、いつの間にか難しい概念を理解するのが特徴です。

 

アメリカや、カナダで1980年代に研究や実践がスタートし、多くの公立学校に導入されてきました。学校の教師がアーツ・インテグレーションの方法を学んで授業に取り入れたり、芸術家が学校に派遣され授業を行ったりしています。

 

子どもたちの学びが変化するのと同時に先生たちのストレス提言も目的とされています。

 

落ちこぼれをなくしたい!なぜアーツ・インテグレーションがはじまったのか

1980年代に、アメリカで学力の低下が社会問題になりました。そもそもなぜ学力が低下しているのか、求められる学力とは何であるかなど根本的なところから学びが見直されました。

 

その結果学びの目的が、教科書に書いてあることを早くたくさん覚えることではなく、深く学ぶことや、世の中の出来事と学びを結び付けること、創造的であることや、他者と関わりをもち学ぶことなどに変化してきました。

 

そうした学力のとらえ方の変化に合わせ、子どもたちの学力向上の方法に関して様々な教育団体や研究機関で研究されました。その解決策の一つがアーツ(芸術)を通して主要科目を学ぶということだったのです。

 

アメリカやカナダではじまったアーツ・インテグレーションですが、今ではイギリス、オーストラリア、シンガポールなどでも盛んに取り入れられています。

 

なぜアーツを通すと学べるのか

学力のとらえ方の変化と同時に、人間の知能のとらえ方も大きく変化しました。かつて知能は論理数学的な知能と、言語的な知能の大きく分けて2種類だと考えられてきました。

 

しかし、ハワード・ガードナーによれば、人間の知能は8種類以上存在するといいます。例えば、空間認知的知能や、身体能力的知能や、音楽的知能、人間関係的知能などです。

 

世界の教育のなかでは人間のもっている能力をより多くの視点でみようとする知能の考え方が主流となっています。ガードナーの研究によれば、論理数学的な知能と言語的な知能が得意な人は全体の18%と言われています。

 

残りの82%の人間は、学ぶ時に動いてみたり、演じてみたり、絵にしてみたりすることでより容易に学べるとされています。アーツを通して学ぶことでより多くの知能にアクセスできます。

 

そのため、授業のなかではできる限り多くの種類のアーツを通して学びます。例えば、物語を聞いた後、ムーブメントで体を動かし、最後に絵を描くなどです。

 

アーツ・インテグレーションを学ぶことで何が変化するのでしょうか

アメリカやカナダの調査では、アーツを取り入れなかった時と比べて成績の向上や、教室での生活指導上の問題の現象などが報告されています。

 

子どもたちの学びを変えたいということでスタートしたアーツ・インテグレーションですが、教える側の先生たちにも変化をもたらしています。子どもたちが集中し、何度教えても理解してくれないということがなくなるため教えることが楽しくなった、教え方を振り返ることができるようになったという報告がされています。

 

日本ではアート・ワークジャパンでアーツ・インテグレーションを学ぶことができます。

 

 

 

 

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