学習障害と上手につきあう

学習障害をもつ子どものための|楽しみながら身につくドリルの秘策!

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学習障害という特徴と上手につきあう|ドリル編

「子どもが学習障害でなかなか机に向かいません。ドリルが苦手でドリルをやる・やらないでよくケンカになるけれど、だからといってやらなくていいわけでもないし・・・どうしたらいいでしょう。」

 

学習障害をもつ子どもだけではなく、単なるドリル嫌いのお子さんに困っているお母さんからも相談をもらっていました。その時に、親も子どもも苦労しないでドリル的な計算をこなせるボードゲームを紹介していました。いつもびっくりするほどの効果がありました。

 

目次

1、ドリルが苦手な学習障害の子どもでも大丈夫

2、学習障害と似た状況でも、ひと月でドリルも楽勝!

3、学習障害の子ができる!掛け算ドリルの代わりに簡単ゲーム「ヤッチー」

 

 

1、ドリルが苦手な学習障害の子どもでも大丈夫

 

学習障害の子どもの中には、ドリルが好きな子もいますが、興味がなければドリルや計算は極力やらないという子もたくさんいます。

 

テストの点数が悪いのを気にしないことも多いです。以前、家庭教師で教えていた学習障害をもつ小学生は、ドリルの宿題がでると、適当な数字を書きこんで、1分程で計算しないで終わりにするなどという特技をもっていました。

 

算数のテストでもやっていたので猛者だなあと感心しましたが・・・。

学習障害の子どもたちは、まずは長所を伸ばして、そこから算数ドリル以外のほかの学びにつなげるというやり方が効果的とされていますが、他のことができたら足し算や掛け算もそのうちできるようになればいいねとのんびり構えていられるものでもありません。

 

学習障害だから仕方ないとのんびりし過ぎて基本的な計算ができなくなると、ほかの教科だけでなく、生活の場面でも困ることが増えるからです。

そうは言っても、学習障害をもつ子どもはドリルで基本の足し算、掛け算など地道にやることが苦手なことが多く、親子(親だけの場合も多い)で「ドリルが出来ない!」と途方に暮れている事例も見てきました。

 

 

2、学習障害と似た状況でもひと月でドリルも楽勝!

 

ただ、私の教えた学習障害をもつ子どもたちは、ドリルをやることなく、楽しみながら計算力を楽々アップさせてきました。秘策はボードゲームです。

以前、厳密には学習障害ではないのですが、数年不登校の小学生と毎週アートをやっていました。状況としては学習障害と似た感じでした。

一年ほどたったとき、お母さんから、

「だいぶ元気になってきたら、家庭でできるドリルも気になります。」

というお話がありました。といっても、いきなりドリルをがっつりやってしまうのにはまだ心配もありました。そこで、ドリルの代わりにラミーキューブという、セブンブリッジや足し算ドリルのようなボードゲームを一緒にやることにしました。

 

一旦ルールがわかると大人もはまる、世界大会も開かれる人気ゲームです。ゲームの最後の点数計算をその子に頼むことにしました。計算の場面になるとお母さんから携帯を借りて、点数を計算します。(ゲームを楽しむことがまず大事なので、携帯を使ったら算数の勉強にならないよ、というようなことは決して言いません。)とにかく楽しいので何度もみんなでやりました。

 

あまりに、楽しくてはまったので、家でもそのゲームを買って、友達やおじさんにきてもらって一緒によくやっていたそうです。

お母さんには、あなたの学習ドリル代わりにやっているとか絶対に言わずに、とにかく楽しくゲームしてくださいとお願いしてありました。

 

時々一緒にゲームをし、ひと月ほどたったころ、いつものように、その子がゲームの最後の集計をしました。すると補数の関係(足して10になる組み合わせ)を意識して、ざっとタイルを並べ替えると、132とか98などの点数計算を素早くすませました。

 

お母さんに聞くと、途中から携帯を使う方がめんどくさくなって、見たらわかるになったそうです。遊びたいから、嫌がらずに計算はいつもやってました。とのことでした。

 

もちろん、そのゲームそのものも論理的に考える力がつくのですが、ドリルで身につく基礎計算にも効果があります。

 

学習障害ではないのですが、数年学校で勉強していないので、足し算にはハードルがある感じでした。それでもその学習障害の子はドリルを使わずに計算力を身につけていました。

 

学習障害の子供にとって大切なのは、遊びの中でドリルでするように、楽しくたくさん計算を経験することです。

 

はじめは携帯を使っても、途中計算が遅くても、のんびり構えて、大人も一緒にゲームを楽しんでくださいね。

 

3、学習障害の子ができる!|掛け算ドリルの代わりに簡単ゲーム「ヤッチー」

学習障害をもつ子どもにボードゲームが効くのはわかったけど、人が揃わないとできないし、そもそもルールブックを見ただけでは覚えられないし、ドリルのように簡単に掛け算に親しめるものがないですか?と学習障害の子どもをもつ保護者の方からよく質問をいただきます。

 

とにかく、学習障害の子どもはドリル的なことは一切やらないし、そもそもドリルや掛け算に興味もなくて、家で宿題しなさい!といって毎日バトルになるんです。との嘆きもよく聞きました。

 

そうした時に、おすすめなのが、簡単サイコロゲーム「ヤッチー」です。5個のサイコロを振って、マスを埋めていって、得点を競うゲームです。ちなみに「ヤッチー」は5つのサイコロの目が全部そろった時に叫ぶ言葉です。

 

ルールは簡単ですが、今ルールを書こうとして、ボードゲームをモノなしで説明する困難にいまぶちあたっております。ということで、「ヤッチー」のルール説明は動画をつくりました↓のこちらをご覧ください。


ヤッチーは補数(足して10になる関係)で計算するスキルが高まるというより、掛け算に親しむゲームです。(1から6の段限定ですが・・・)学習障害などから掛け算ドリルにつまずいている子に必見のゲーム!

 

私は以前このゲームにはまり、一晩中一人で「ヤッチー」をだすため、さいころを振り続け「一人ヤッチー」をしたことがあります。もう何回サイコロを振って掛け算し続けたかわかりません。

 

ちなみに、一度も「ヤッチー」を出したことはなく、一生に一度でいいから「ヤッチー」を出してみたいと思っています。というように、大人もうっかりサイコロを振り続けるようなゲームであれば、ドリルが苦手な学習障害の子どもも、うっかりドリルの様に計算祭りをしてしまうかもしれません。

 

もちろん、学習障害ではないけれど、掛け算ドリル嫌いのお子さんにもオススメします。長く教えていた学習障害の男の子(今ではなんと大学生!)も面白がって掛け算ドリルのかわりによくやっていました。

 

ヤッチーの用紙は手に入らない場合は、紙に適当にマス目をつくればOKです。私も人生で一度でいいからヤッチーを出してみたいです。他にもドリルが苦手な学習障害のお子さんにピッタリなボードゲーム (特に図形など)もたくさんありますのでまた色々紹介していきます。

 

大人の皆さんもヤッチーのあとは掛け算で脳を活性化してみませんか?学習障害の子供だけでなく、遊びの中での掛け算は、大人の脳トレにもってこいです!!

 

このように脳に効くボードケームを紹介したり、学びを楽しく促進させるアートを使った新しい学習法を学ぶ講座が札幌と東京で開講されます。

9月29日、10月8日には東京都内にて体験会を開催いたします!くわしくはこちらも合わせてご覧ください!

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